No.382『血と怒りの河』大橋美加6月19日読了時間: 1分1968年 アメリカ映画監督 シルヴィオ・ナリッツァーノ『血と怒りの河』(BLUE)テレンス・スタンプの西部劇とは意外や意外!観のがしている映画ファンも多いのではと推察する一作。妖しいブルー・アイズにブロンド、 エキセントリックな役柄に定評のある英国俳優テレンスが、メキシコ人の盗賊首領に育てられた宿命の主人公を演じる。白い石造りの建物に映える真っ青な空。怖いくらいに深い夕陽の茜色。そして、血の繋がりより断ち切り難い絆と化して、河を染める真紅の血潮。テレンス扮する“アズール(ブルー)“の育ての親に扮するのは、リカルド・モンタルバン。ミュージカルからSFまで、ハリウッド映画で活躍したメキシコ系のスターである。無垢な獣のように闘い抜いたブルーの瞳の色に染まりたくなってくる…
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