No.399『天国は待ってくれる』大橋美加6 分前読了時間: 1分1943年 アメリカ映画エルンスト・ルビッチ監督『天国は待ってくれる』(Heaven can wait)ルビッチ作品は、特集上映などを探して観た記憶があるが、10作は観ていない筈。本作はルビッチ初のカラー作品であり、ニュープリント上映か何かの際、試写室で観たことを覚えている。 多才な俳優ドン・アメチーが年老いたメイクで閻魔大王のまえにやってくるシーンから映画は始まる。天国か地獄かを目前にして、これまでの人生を語り始める…お坊ちゃん育ちで何不自由ない主人公が出会う、運命の女性に扮するのはジーン・ティアニー。彼女が纏う衣裳がゴージャスで、会話劇である"ルビッチ・タッチ"に花を添える。人生のやるせなさ、逆縁さえもさらりと洒脱に語るルビッチがニクイ。原題"Heaven can wait"という言い回しは、ジャズソングのタイトルで知った。ディーン・マーティン、ジャッキー・パリスなど男性シンガーがうっとりと歌う。「天国へ行くのはまだ先さ、二人だけの今を謳歌しようよ」というラヴソングである。本作のストーリーの意味合いとはかなり異なり、使うのが難しそうだ。
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