No.369『脱走特急』大橋美加3月5日1965年 アメリカ映画マーク・ロブスン監督『脱走特急』(Von Ryan's Express) 1943年、連合軍が迫るなか、ドイツ陸軍占領下で戦い続けるイタリア軍。陽光まぶしいイタリアの空の下、アメリカの軍用機が墜落、炎上! タイトルにあるライアン大佐を演じる、 フランク・シナトラの登場させかたがニクイ! 捕虜収容所には英・米・伊が共存、言葉が通じないこと多し。ハリウッド製の戦争映画は、敵兵も英語を喋っていて気にかかることが多いが、本作は英語、ドイツ語、イタリア語としっかり台詞が分かれているのも注目すべきところ。“脱走もの“は数あれど、本作の作戦は型破り。イタリアの地を走るドイツ軍列車を乗っ取り、スイスへ逃げ込もうというのだから! 作戦上で重要なポジションを担うことになる、ドイツ語が流暢でスマートな従軍牧師に扮した エドワード・マルヘアーの洒落っ気あるキャラクターは忘れ難い。 クライマックスのアクション・シーンはまさに手に汗握る!CG無しだからねえ! でもでも、やっぱり我らがシナトラは厳格な大佐より、 ミュージカル映画の“womanizer“のほうが似合わないか?
1965年 アメリカ映画マーク・ロブスン監督『脱走特急』(Von Ryan's Express) 1943年、連合軍が迫るなか、ドイツ陸軍占領下で戦い続けるイタリア軍。陽光まぶしいイタリアの空の下、アメリカの軍用機が墜落、炎上! タイトルにあるライアン大佐を演じる、 フランク・シナトラの登場させかたがニクイ! 捕虜収容所には英・米・伊が共存、言葉が通じないこと多し。ハリウッド製の戦争映画は、敵兵も英語を喋っていて気にかかることが多いが、本作は英語、ドイツ語、イタリア語としっかり台詞が分かれているのも注目すべきところ。“脱走もの“は数あれど、本作の作戦は型破り。イタリアの地を走るドイツ軍列車を乗っ取り、スイスへ逃げ込もうというのだから! 作戦上で重要なポジションを担うことになる、ドイツ語が流暢でスマートな従軍牧師に扮した エドワード・マルヘアーの洒落っ気あるキャラクターは忘れ難い。 クライマックスのアクション・シーンはまさに手に汗握る!CG無しだからねえ! でもでも、やっぱり我らがシナトラは厳格な大佐より、 ミュージカル映画の“womanizer“のほうが似合わないか?
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