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No.369『脱走特急』

執筆者の写真: 大橋美加大橋美加
1965年 アメリカ映画
マーク・ロブスン監督
『脱走特急』(Von Ryan's Express)
1943年、連合軍が迫るなか、
ドイツ陸軍占領下で戦い続けるイタリア軍。
陽光まぶしいイタリアの空の下、
アメリカの軍用機が墜落、炎上!
タイトルにあるライアン大佐を演じる、 フランク・シナトラの登場させかたがニクイ!



捕虜収容所には英・米・伊が共存、言葉が通じないこと多し。
ハリウッド製の戦争映画は、
敵兵も英語を喋っていて気にかかることが多いが、
本作は英語、ドイツ語、イタリア語と
しっかり台詞が分かれているのも注目すべきところ。

“脱走もの“は数あれど、本作の作戦は型破り。
イタリアの地を走るドイツ軍列車を乗っ取り、
スイスへ逃げ込もうというのだから!
作戦上で重要なポジションを担うことになる、
ドイツ語が流暢でスマートな従軍牧師に扮した エドワード・マルヘアーの洒落っ気あるキャラクターは忘れ難い。
クライマックスのアクション・シーンはまさに手に汗握る!
CG無しだからねえ!
でもでも、やっぱり我らがシナトラは厳格な大佐より、 ミュージカル映画の“womanizer“のほうが似合わないか?

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