”大橋美加のシネマフル・デイズ” No.400大橋美加22 分前読了時間: 1分1956年 フランス映画ロベール・ブレッソン監督『抵抗-死刑囚の手記より』一秒ごとのテンション。まさしくブレッソン作品の真骨頂である。 ナチス・ドイツに対する レジスタンスの若い将校が 護送中に脱走を試み、あっけなく捕まり独房に入れられる。淡々と繰り返される日々を只々、 映し出すブレッソン。観客はさながら主人公を生きる羽目に陥る。怒りも悲しみも演じさせないブレッソン。主人公がこつこつと手掛ける脱走の準備はドキュメンタリーの如く、目を凝らして見届けるしかない。逮捕者が増え、16歳の少年が 主人公の独房に収監されるあたりから、テンションはさらに張りつめられてゆく。死を宣告されても諦めない人間の強靭さを、まざまざと見せつける普遍の一作である。手持ちDVDからアット・ランダムに掲げている ”大橋美加のシネマフル・デイズ” ブレッソン作品は”シ”の項で『少女ムシェット』 ”ス”の項で『スリ』を紹介しているので参照あれ。
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