No.394『ティファニーで朝食を』大橋美加1 日前読了時間: 1分1961年 アメリカ映画ブレイク・エドワーズ監督『ティファニーで朝食を』(Breakfast at Tiffany's)明けゆく五番街の色。儚いオードリーの背中。聞こえ来る"MOON RIVER"のメロディ。永遠のファースト・ショットである。 プロットの詰め込み過ぎだからか、 カポーティの原作に添わない顛末だからか、本作は好き嫌いが分かれるが、ファースト・ショットの素晴らしさから愛すべき一作と讃えたい。オードリーのファッションも他作品と比べるとデコラディヴで乱雑な魅力があり、何度みても楽しい。イーディス・ヘッドのセンス全開!ルラメイからホリーに変身しても、心の隙間を埋められない女。"ginger cat"の助太刀で掴んだ愛に飽き足りなくならないか、気を揉んでしまうラスト・シーンではある。
コメント