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No.381『地球最後の男 オメガマン』

1971年 アメリカ映画

監督 ボリス・セイガル

『地球最後の男 オメガマン』(THE OMEGAMAN)


”映画女王”になりかけたことがある(笑)

倅を妊娠中に出演したテレビのクイズ番組でのこと。


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今は亡き山城新伍さん、景山民夫さん、芦屋小雁さんを始め、

浜村淳さんなどのなか紅一点での出演であり、

偶然にもどんどん正解をし、

「今回は映画女王誕生か?」とのアナウンスがスタジオに響いた。


結果は最後に浜村さんに抜かれ二位となったが、

「『地球最後の男 オメガマン』で主人公が観ている映画のタイトルは?」

という問題には、誰も答えられなかったことを思い出す。


B級感に満ち満ちたディストピアSFである本作、

決して映画通が観る作品ではない。

美加も近年、漸く観るに至った。

主演はチャールトン・ヘストン。

原作はスピルバーグの出世作『劇突!』(’71)でも知られる

リチャード・マシスン。


人影の消えたL.A.の街、ひとり映画館に入る主人公。

大勢の庶民がスクリーンのスターに見入るのが映画というものだが、

此処では孤独な主人公が夥しい人々を観るというパンチライン、

上映作品は『ウッドストック』(’70)である。


ローテクならではの不気味さ、

突っ込みどころを逆手に取る演出、

当時としては珍しい白人男性と黒人女性のラヴ・シーンなどなど、

掟破りの(笑)異色作と呼べる。


”映画女王”になりかけたとき、おなかにいた我が倅は、

のちに映画マニアとなる。

胎教だあああああ!

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