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No.166『吸血鬼』

更新日:2023年4月23日

1967年 イギリス映画 ロマン・ポランスキー監督 (THE FEARLESS VAMPIRE KILLERS OR:   PARDON ME, BUT YOUR TEETH ARE IN MY NECK)

ロマン・ポランスキーほど、 波乱に満ちた人生を送る映画作家を、ほかに知らない。 ホロコースト、そして狂信的犯罪集団により、 愛する人を殺され、ひいては自身も性犯罪者の名を纏うことになったのだから。 さらに、すべてを乗り越えさまざまな国で、 映画ファンの脳裏に残り続ける名作を発表してきた。 実は、美加の映画人生は、彼の『チャイナタウン』(’74)から始まった。 名画座『新宿ローヤル』、17歳だった。

『吸血鬼』は、彼にとって初期の作品であり、コメディであるところが珍しい。 でもでも、ヴァンパイアがテーマですからね! 観客を怖がらせる腕に長けたポランスキー、これ如何に。

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MGMのライオンが、 緑色のノスフェラトゥに変わるタイトル・バックから、 遊び心いっぱい。 ヴァンパイア研究者の助手に扮して、監督本人も大活躍。 小柄なため若く見えるし、こんなに鼻が立派だったのね。 鼻といえば、『チャイナタウン』では ジャック・ニコルソンの小鼻をナイフで切る悪党に扮していたっけ・・・

トランシルヴァニアの宿屋の娘に扮し、入浴シーンを披露するシャロン・テート。 若さと美貌がまぶしく、本作での縁で監督と結婚、 悲惨な死を遂げることになるなんて、誰が想像しただろう。

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コメディの様相ではあるが、不気味な登場人物たちの怖さは逸品! ”オ”の項で紹介した、ジョン・ランディス作品『狼男アメリカン』(’81)も、 本作の影響を受けているはず。 御年88歳のポランスキー、さて、今後は?

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