top of page

No.266『猿の惑星』

更新日:2023年3月25日

大橋美加のシネマフル・デイズ

1968年 アメリカ映画  フランクリン・J・シャフナー監督

(Planet of the Apes)


自由の女神の実像を知るまえに、本作を観たと記憶する。

黒々とした巨大な女神像のインパクトが、

子ども心に刻み込まれた。

鼻息荒く喋る猿たちも然り。

役割分担されたゴリラ、オランウータン、

とりわけ表情豊かなチンパンジー・カップルの

ジーラ博士とコーネリアスのキス・シーンには興味津々だったっけ。

小学校低学年で観たんだものねえ…


ジーラに“Bright Eyes”と呼ばれることになる宇宙飛行士テイラーに扮した

チャールストン・ヘストンは、確かに明るい碧眼だが宇宙飛行士のイメージではない。


マッチョな肉体には原始人コスチュームがぴったりで、

別品リンダ・ハリソンをちゃっかり側女みたいにしながら、

言葉が通じないことをよそに、過去を愚痴ったりもする。

人間嫌いが猿の惑星で虐げられ、

友愛に目覚めるブラック・ユーモアの先に待ち受ける運命は?


美加としては、リカルド・モンタルバン登場の3作目をもう一度観たいが、

手持ちがないのよねえ…

Comments


bottom of page