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No.265『サブウェイ』

更新日:2023年3月25日

大橋美加のシネマフル・デイズ

1984年 フランス映画 リュック・ベッソン監督

(SUBWAY)


これほど純朴な映画だったんだなあと驚く。

劇場公開時に観てから35年以上が経つのだから、

印象が変わるのも無理はないが、

自分が少しホコリを纏ったぶん、純朴に思えるのかな。


アナーキーな青年と、美しき囲い者の女。

地下鉄構内を舞台に設え、

変わり者たちを揃えて、

ありがちなストーリーを映画の魔法で新生させた

26歳のリュック・ベッソン監督は、

若者たちのハートを鷲掴みにした。


ソクラテス、サルトル、シナトラを並べちゃうタイトル・バック。


お日様みたいな髪の毛に眼光鋭いクリストフ・ランベールの唇は

ジャン・ポール・ベルモンドを想起させる。


エキセントリックな役柄で既に演技派女優の地位を確立していた

イザベル・アジャーニの文句ない可愛さも見もの。


そして、ベッソン組ジャン・レノのブレイク前の姿はドラマー!


ラストは『勝手にしやがれ('60)へのオマージュと受け取りたくなるが、

映画に於ける、あらたなストーリー・テリングのかたちを示した作品であることは間違いない。


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