母の観ること無きけふの冬夕焼 魅歌
- 大橋美加

- 2023年12月22日
- 読了時間: 1分
素晴らしい冬夕焼(ふゆゆやけ)を観る。
3ヶ月ぶりに我が母を訪ねた帰り道である。




只でさえ、せつなさが込み上げる冬夕焼。
殆どの時間をベッドでのみ過ごす母は観ることが出来ない冬夕焼。
我々夫婦がキイ・パーソンであった頃は、
散歩に連れ出していたので、 あの状態が続いていれば観られたかも・・・
いやいや、考えるまい。
老後をどう過ごすかは、何に依るのだろう。
自分の足で歩き、自分の手で食事をする。
どうすれば、叶うだろうか。
そんなことばかり、冬夕焼に問いかける・・・






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