1953年 アメリカ映画 ハワード・ホークス監督
(Gentlemen prefer blondes)
深く開いた胸元と腿まで割れたスリット、
スパンコールがきらめく真っ赤なドレスを纏い、
並んで歌う二人のグラマー美女。
目の覚めるようなオープニングである!
大柄なブルネット(黒髪)はジェーン・ラッセル。
少し小柄なブロンド(金髪)はマリリン・モンロー。
一本木な姉御肌と、お金持ちにヨワい可愛い女、
二人のショウガールの珍道中が、
ゴージャスにカラフルに繰り広げられてゆく。
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美加のレパートリーでもあるジャズソング"Bye bye baby”を
ジェーンとマリリンがそれぞれの個性で歌うシーン。
ジェーンがアスリートたちと絡む意味深なナンバー
”Ain't there anyone here for love"
そして、ピンクのドレスに身を包んだマリリンが歌い踊る
"Diamonds are a girl's best friend”などなど、
ミュージカル映画史上に輝く魅惑のシーン盛り沢山!
おまけにコメディエンヌとしてのマリリンの才能も炸裂、
大いに笑わせてくれる。
法廷シーンのジェーンの扮装に
ドキッとするひとも多いはず。
正反対のタイプと思いきや、
ジェーンとマリリンは目鼻立ちの配置が似ている?
たまに観かえすと「女であることを楽しまなくっちゃ!」と
思わせてくれる映画なんだよなあ…