1962年 アメリカ映画 ジョン・フランケンハイマー監督 『終身犯』(Birdman of Alcatraz) ”刑務所モノ"に駄作なし! しかしながら、 刑務所を舞台にした映画のなかで極めて異彩を放つ本作。 原題が示す、アルカトラズにまつわる"birdman”を演じるのはバート・ランカスター。 野性的な面差しに逞しい肉体、 噎せ返るほどのセックス・アピールをもつランカスターが、 絶望から生き甲斐を見いだしてゆく囚人を熱演する。
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大きな手中から小さな嘴(くちばし)を覗かせる
雛鳥のイメージ・ショット。 さまよい込んできたヒナを心の慰めとするようになった終身犯が、
やがては鳥類学の権威となってゆく。 主人公と母親との関係も重要なプロットになっている。 息子を溺愛する母に扮するのは、名脇役セルマ・リッター! モデルとなった実在の稀有な終身犯ストラウドは、 本作が制作された翌年に獄中死したそうである。