2007年 セルビア・フランス合作映画
エミール・クストリッツァ監督
(Zavet)
エネルギーの塊り。男根のエネルギーか。 今の男子たちが観たらどう感じるかしら? でもでも、いちおう現代劇とおぼしき、おとぎ話。 セルビアの長閑な村で発明好きの祖父と暮らす12歳の少年ツァーネは、 祖父との約束 「牛を売って、三つのものを手に入れて帰れ。イコン画、土産、花嫁」を叶えるべく、 愛牛(?)とともに街へ。 さて、12歳の花嫁探しはこれ如何に・・・?
大きなおもちゃ箱のような村、
スラプスティック・コメディも真っ青のドタバタぶり。
監督率いる”エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ”の
本能直撃のバルカン・サウンド。
クストリッツァ作品は初期から観つづけているが、
本作は類型のないエネルギーの放出に、我を忘れられる。
”ア”の項では唯一のアメリカ作品『アリゾナ・ドリーム』を観なおしたが、
やはり彼には祖国で映画製作をして欲しい。
さあ、映画と一緒に踊ろう!腰を、心を、くねらせよう!
手持ちのDVDからアイウエオ順に観なおして半年が過ぎた。
”ウ”から始まる映画は我が家に少なく39作しかないため、
あと1作で”エ”に移ろうと思う。”ウ”のラストを飾るのは・・・?
乞うご期待!
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