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No.84『ウエディング・ベルを鳴らせ!』

更新日:2023年5月5日

2007年 セルビア・フランス合作映画 エミール・クストリッツァ監督 (Zavet)

エネルギーの塊り。男根のエネルギーか。 今の男子たちが観たらどう感じるかしら? でもでも、いちおう現代劇とおぼしき、おとぎ話。 セルビアの長閑な村で発明好きの祖父と暮らす12歳の少年ツァーネは、 祖父との約束 「牛を売って、三つのものを手に入れて帰れ。イコン画、土産、花嫁」を叶えるべく、 愛牛(?)とともに街へ。 さて、12歳の花嫁探しはこれ如何に・・・?

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大きなおもちゃ箱のような村、 スラプスティック・コメディも真っ青のドタバタぶり。 監督率いる”エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ”の 本能直撃のバルカン・サウンド。 クストリッツァ作品は初期から観つづけているが、 本作は類型のないエネルギーの放出に、我を忘れられる。 ”ア”の項では唯一のアメリカ作品『アリゾナ・ドリーム』を観なおしたが、 やはり彼には祖国で映画製作をして欲しい。 さあ、映画と一緒に踊ろう!腰を、心を、くねらせよう! 手持ちのDVDからアイウエオ順に観なおして半年が過ぎた。 ”ウ”から始まる映画は我が家に少なく39作しかないため、 あと1作で”エ”に移ろうと思う。”ウ”のラストを飾るのは・・・? 乞うご期待! 

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