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No.80『ウェディング・バンケット』

更新日:2023年5月5日

1993年 台湾・アメリカ合作 アン・リー監督 (The Wedding Banquet)

アン・リー監督は中国系アメリカ人で唯一、 アカデミー監督賞に2度輝いている映画作家。 作品を観つづけている美加だが、最も新鮮な魅力が感じられるのは、 やはり初期の”父親三部作”だろうか。 リー監督お気に入りの名優ラン・シャンが、 それぞれシテュエイションの異なる物語で ”父親”に扮した三部作のうち、本作はその二作目に当たる。

舞台となるのはニューヨーク。 奏でられるのは一風かわったトライアングル。 台湾人のビジネスマンと白人パートナーのゲイ・カップル、 グリーン・カード取得のためには手段を惜しまない台湾人女性画家。 そして、息子がゲイであることを露しらず、 「孫の顔が見たい」との一念でひとり息子に 結婚を急かす台湾人父母が海を渡って来ることに!

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そういえば、長女の瑠奈が生まれたばかりのときに、 本作を観たのだなあ!長い年月を経て観かえし、随分と感慨が違う。 登場人物すべてが幸せにはなり得ない状況を設定し、 どう遣り繰りすれば好転するかを、アイロニーをまじえて描いてゆくリー監督。 飽きさせないストーリー・テリングで、”中国式結婚披露宴”という、 まさしく酒池肉林(?)を見せつける。 決して”YELLOW SKIN”はアメリカで優遇されないと知り尽くしている リー監督の誇りと鬱屈が、名優ラン・シャンにより体現もされている。

ちなみにアン・リー”父親三部作”は『推手』、 本作、『恋人たちの食卓』。いずれも観る価値ありの名作!

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