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No.73『噂の二人』

更新日:2023年5月5日

1961年 アメリカ映画 ウィリアム・ワイラー監督 (The Children’s Hour)

人生の中で何回も恋してきたが、肯定か否定かは別として、 「恋をしている」という実感があった。 初めて本作を観たとき、”名付けようのない感情”の哀しさに涙があふれた。 細身で凛としたオードリー・ヘプバーンと、 親しみやすい可愛らしさのシャーリー・マックレーンが、 女子学校を共同経営する親友同士に扮する。 オードリーより実年齢では5歳年下であるシャーリーが素晴らしい。

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リリアン・ヘルマンの戯曲『子供の時間』を原作とする本作は 大人になってから観たが、ジェーン・フォンダがリリアンに扮した、 フレッド・ジンネマン作品『ジュリア』(’77)を娘時代に観たとき、 ジュリアに対するリリアンの慕情が”名付けようのない感情”として、 心に刻まれたことを想い出す。

今では「LGBT映画に名作多し!」と、ラジオ番組でもよく宣伝する美加だけれど、 『噂の二人』の時代はプラトニック・ラヴとすら、表現できなかったことを改めて考えてしまう。

興味深いドキュメンタリー作品『セルロイド・クローゼット』(’95)のなかで、 シャーリー・マックレーンは、本作の役柄についての悔恨を語っていたはず。 こちらも観なおしてみたい。  

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