top of page

No.64『いつも心に太陽を』

更新日:2023年5月5日

1967年 アメリカ・イギリス映画 ジェームス・クラヴェル監督 (To Sir, with Love)

「映画に言葉はいらない」とチャップリンは教えてくれたが、 言葉を愉しむ映画もあって良い。 シドニー・ポワティエ主演作品を観るたび、 心地よく歯切れのよい台詞回しに酔いしれる。 知的なイメージの黒人俳優として道を切り拓いてきた ポワティエならではの、唱えるような台詞回し。 加えて、スーツの似合うすらりとした長身ときらめく笑顔は、 すこぶる映像的であるから、 もうそれだけでエンタテイメント性十分。

ほんとうに久しぶりに本作を観かえした。 初めて観たのは’70年代のリヴァイヴァル上映かなあ。 青春の真っ只中であったはず。

いつも心に太陽を.jpeg
いつも心に太陽を②.jpeg

ポワティエ扮するマーク・サッカレーが赴任した ロンドンの中学校には、貧しい家の生徒ばかりが在籍。 帰宅しても仕事や手伝いがあるため、とうぜん勉強はできない、 きちんとした言葉遣いもできない者ばかり。 そこで、ポワティエの台詞回しが活きてくる! 学園ものの先駆け的映画ではあるが、 ありがちなプロットが並ぶのは否めない。 でもでも、ポワティエがかっこいいから、 気持ちがいい、スカッとする。ラスト・シーンもゴキゲン!

黒人男優にして初のオスカーに輝いた『野のユリ』(’63) ”My name is Mr.Tibbs”のキメ台詞にこころ奮い立つ『夜の大捜査線』(’67) 美加のレパートリーでもある”The Glory of Love”が テーマソングとして使われた『招かれざる客』(’67) ’60年代のポワティエ作品、観なおしたくなっちゃうなあ!

ちなみにオスカーを受けた 二人目の黒人俳優デンゼル・ワシントンは、 授賞式でアリーナ席にいるポワティエに向け、 トリビュートの言葉を捧げたっけ・・・!

閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page