No.372『大逆転』大橋美加3月26日読了時間: 1分1983年 アメリカ映画ジョン・ランディス監督『大逆転』(TRADING PLACES)我々の世代の映画ファンに、リアルタイムでコメディの面白さを知らしめてくれた映画作家がジョン・ランディス。音楽ファンから熱狂的に支持された『ブルース・ブラザース』(’80)”オ”の項で紹介した『狼男アメリカン』(’81)のあと、絶好調のころに公開されたのが、寓話性たっぷりの『大逆転』!毒のあるお伽噺さながらのストーリーに、有り余る息を吹き込んでくれたのはランディス組のダン・エイクロイドと当時21~22歳であったエディ・マーフィ。とにもかくにも、二人の技芸を堪能あれ!トニー・カーティスとジャネット・リーという二大スターを両親に持つジェイミー・リー・カーティスの脱ぎっぷりの良いコメディエンヌぶりも魅力的。”デヴィッド・ボウイの顔をもつ女優”なんて言われていたっけ・・・1930年代からハリウッドで活躍してきたラルフ・ベラミー(1904生)とドン・アメチー(1908生)も狡猾な兄弟役で達者なところを見せつけるが、ご両人の存在はこの後のランディス大ヒット作『星の王子ニューヨークへ行く』(’88)まで引き継がれることになる。そういえば、ゴリラに愛されちゃったあのスパイ、何処へ行ったのかなあ・・・
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