大橋美加2024年12月18日No.353『ソイレント・グリーン』1973年 アメリカ映画 リチャード・フライシャー監督『ソイレント・グリーン』(SOYLENT GREEN)主役を食う名脇役であった、エドワード・G・ロビンソンの遺作である。1973年に公開された近未来SF、舞台となるのは2022年。 人口増加や環境汚染により、自然界からの食物はごく一部の富裕層だけが口にでき、庶民は“ソイレント“と呼ばれる味気ない人工食物の配給に列をなす世界。チャールトン・ヘストン扮する主人公の刑事は、薄暗い住み家にロビンソン演じる老人と暮らしている。この老人はいわゆる“生き字引“的存在であるらしく、持ちつ持たれつの友情に支えられている様子。有力者殺害事件から、動いてゆく物語。有力者たちの“furniture“と呼ばれる愛人に扮するのは、ライアン・オニール夫人でもあったグラマー美女リー・テイラー・ヤング。往年の映画ファンに親しまれてきたジョゼフ・コットンも客演。 それにしてもヘストンは画面を占めるワリに バイ・プレイヤーに食われる(笑)ロビンソンの行き着く場所は、近年公開された、倍賞千恵子主演のSF映画『PLAN 75』にも繋がるが、さてヘストンの親友救出は如何に…驚愕のシステムや陰謀が判明するも、毒を残すラストが脳裏に焼きつく!
1973年 アメリカ映画 リチャード・フライシャー監督『ソイレント・グリーン』(SOYLENT GREEN)主役を食う名脇役であった、エドワード・G・ロビンソンの遺作である。1973年に公開された近未来SF、舞台となるのは2022年。 人口増加や環境汚染により、自然界からの食物はごく一部の富裕層だけが口にでき、庶民は“ソイレント“と呼ばれる味気ない人工食物の配給に列をなす世界。チャールトン・ヘストン扮する主人公の刑事は、薄暗い住み家にロビンソン演じる老人と暮らしている。この老人はいわゆる“生き字引“的存在であるらしく、持ちつ持たれつの友情に支えられている様子。有力者殺害事件から、動いてゆく物語。有力者たちの“furniture“と呼ばれる愛人に扮するのは、ライアン・オニール夫人でもあったグラマー美女リー・テイラー・ヤング。往年の映画ファンに親しまれてきたジョゼフ・コットンも客演。 それにしてもヘストンは画面を占めるワリに バイ・プレイヤーに食われる(笑)ロビンソンの行き着く場所は、近年公開された、倍賞千恵子主演のSF映画『PLAN 75』にも繋がるが、さてヘストンの親友救出は如何に…驚愕のシステムや陰謀が判明するも、毒を残すラストが脳裏に焼きつく!
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