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No.279『最後の賭け』

1997年 フランス映画 クロード・シャブロル監督

(Rien ne va plus)

イザベル・ユペールは典雅な面差しと華奢な体つきに似合わない過激な役さえも、

鬼気迫る存在感でこなす当代きっての演技派。

ミシェル・セローを知ったのは、大ヒット・コメディ『Mr.レディ Mr.マダム』(’78)のシリーズ。

女形から迫力ある殺し屋まで、幅広い演技に定評のあるヴェテラン俳優であった。

この二人が詐欺師カップルに扮するのだから、見ものである。

撮影時ユペール43〜44歳、セロー68〜69歳というところか。



ユペールは目の覚めるような赤のジャケットで登場。

ルージュとマニキュアも真紅。

あら、彼女はブロンドのはず。ブルネットはウィッグらしい。

目まぐるしく変わるユペールの出で立ち。

端正だが派手さのない面差しの逆効果か、どんな色の髪も服も似合い美しい!

誰が誰を騙しているのか、観客を撹乱させる脚本。

「最後に笑う者は?」というよりは、

主人公ふたりのキャラクターに重点を於いた、フランス映画らしい一作。

尚、クロード・シャブロル監督出世作『いとこ同士』('59)については

“イ”の項を参照あれ。

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