1989年 アメリカ映画 ロブ・ライナー監督
(When Harry Met Sally)
ジャズソング満載のラヴ・コメディ。 膨大な台詞の量とも相まって、ウディ・アレン作品と比較したくもなるが、 ノーラ・エフロンの脚本により、其処は女性ウケするように抑制が効いている。 メグ・ライアンは本作のヒロイン・サリー役を得て以降、 「ラヴ・コメディの女王」と呼ばれ、暫くハリウッドに君臨することとなった。
![恋人たちの予感.jpg](https://static.wixstatic.com/media/447444_312c299a0bb441d7a6d98002d575d533~mv2.jpg/v1/fill/w_273,h_184,al_c,q_80,enc_auto/447444_312c299a0bb441d7a6d98002d575d533~mv2.jpg)
かの“一人エクスタシー演技“も、 キュートなメグのキャラクターによる勝利にほかならない。 セクシー女優であったなら、目の遣り場に困るというもの。
![恋人たちの予感 (3).jpg](https://static.wixstatic.com/media/447444_9b234fbcab234a29b87262e11caf7c39~mv2.jpg/v1/fill/w_275,h_183,al_c,q_80,enc_auto/447444_9b234fbcab234a29b87262e11caf7c39~mv2.jpg)
もう一人の主人公ハリーを演じるのは ロブ・ライナー監督の旧友でもあるビリー・クリスタル。 コモドア・レコーズ創設者ミルト・ゲイブラーを叔父にもつ、 ジャズにも素養のある名コメディアンである。 アカデミー賞授賞式司会の常連でもあり、劇中でも器用に歌ってくれたりと大活躍。 場面に合わせた内容のジャズソングが散りばめられているあたり、 ビリーもハリー・コニックJRとともに音楽監修したのかしらと想像させる。
![恋人たちの予感 (2).jpg](https://static.wixstatic.com/media/447444_9a34da4634544d61a5d854f78c1fb65e~mv2.jpg/v1/fill/w_275,h_183,al_c,q_80,enc_auto/447444_9a34da4634544d61a5d854f78c1fb65e~mv2.jpg)
ハリーの必死のひとこと、
「一日の終わりに話したいのは君なんだ!」
これってわりと、普遍の口説き文句だったりする。
テーマに使用された
「彷徨ってきたけれど、やっぱり君じゃなきゃ」
というジャズソング“It Had to be You”は我がレパートリー。
大晦日のシーンにシナトラの
ペイソスあふれるヴァージョンで流れるのも決定的なんだよねえ!
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