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No.224『恋の手ほどき』

更新日:2023年4月12日

1958年 アメリカ映画 ヴィンセント・ミネリ監督 (GIGI)

嘗て”花嫁修業”という言葉があったっけ。 でも、”愛人修業”なんて聞いたことないなあ! 仏・米ハーフでありバレリーナ出身、 ’50年代のハリウッド・ミュージカルで重宝された レスリー・キャロンが、20代後半にさしかかりながら、 コレット原作の15歳のヒロイン・ジジに扮する。

モーリス・シュヴァリエがフランス語訛のアクセントで歌い出す滑り出し。 甥のルイ・ジュールダンともに、新鮮なアフェアを求める富豪である。 時は1900年のパリ。花嫁より愛人を所望する殿方に相対するのは・・・?

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赤の壁紙に赤の家具が並ぶアパートメントに、 祖母と母と暮らすジジ。 女系一家に追い打ちをかけるのは 嘗ての美女・大叔母の存在。 男性不在のこの一家、どうやら我が国でいえば ”花街の母”の世界かなとわかってくる。 33歳のプレイボーイと15歳の花街娘、最後に笑う者は?

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久々に観なおし、レスリーの演技に ジュディ・ガーランドの影響を感じた。 ミュージカル化にはコミカルな味を出せる女優が不可欠であり、 なにしろ監督はジュディの夫君であったヴィンセント・ミネリ。 フェミニストが憤慨しそうなストーリーも、 無難にオブラートでくるまれている。


パリを舞台に仕立てられたミュージカルは 同じくレスリーがジーン・ケリーと共演した 『巴里のアメリカ人』(’51)ケリーが三人の美女と相まみえる、 『羅生門』をモチーフにした『魅惑の巴里』(57’) フランク・シナトラ、シャーリー・マックレーンに、 ジュールダンが絡む『カンカン』(’60)など、 衣裳やプロダクション・デザインも十分に楽しめる。 どうぞご覧あれ!


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