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No.216『ゴースト・ドッグ』

更新日:2023年4月12日

1999年 米・日・仏・独 合作映画 ジム・ジャームッシュ監督 (Ghost Dog:The Way of the SAMURAI)


ジム・ジャームッシュ監督に一度だけ、 御目文字が叶ったことがある。 見事なプラチナ・ブロンドに少年のような瞳、 かなりの長身と見受けられ、 うわあ!かっこいい!という印象。 永瀬正敏、工藤夕貴を起用した 『ミステリー・トレイン』(’89)の来日記者会見であったか、 そのとき初めて、日本贔屓なのかなと感じた。 なにしろ、オフビートな黒白作品 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(’84)を 我々の世代の映画マニアに突きつけ、 ブームを巻き起こしたインディーズ作家であったから。

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鳩が舞う空。剣術の練習をする黒人の大男。 鳩小屋のある屋上に住むその男の名は、ゴースト・ドッグ。 ”葉隠”を愛読する、静かなる孤独な男。 演じるのは、フォレスト・ウィテカー。 彼がこだわり抜く生きざまが、 ジャームッシュ独特のユーモアとペイソスを含みながら描かれる。

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ゴースト・ドッグが対峙する マフィアのファミリーが高齢化しているのも笑いを誘う。 銃で撃たれるまえに心臓発作で倒れちゃう、なんて場面も! 当時NYのリトル・イタリーに住んでいた ジャームッシュならではの観察眼によるデフォルメが最高。 マフィアのボスがラッツパックのヘンリー・シルヴァだからねえ! 死んでゆく者、死者の意志を受け継いでゆく者。 言葉が通じないハイチ人の親友(笑)、年の離れた少女との交流は、 いつ観てもハッピーな気分になれる。


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