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No.194『グッバイ、レーニン!』

更新日:2023年4月14日

2003年 ドイツ映画 ヴォルフガング・ベッカー監督 (Goodye Lenin!)

母親として、我が子らに何を残せるのかと、よく考える。 果たして自分が残したいと想っているものを、 彼らは求めているのだろうか。 子らの心に自分がどのようなイメージで残ってゆくのか、 知ることは出来ない。

ベルリンの壁崩壊前後を舞台に、 一家族の物語をユーモアたっぷりに綴ってくれた本作。 今では国際的な中堅スターとなったダニエル・ブリュールが、 母に献身する若者アレックスに扮してブレイク。 細かな魅力が散りばめられた作品ゆえ、 ディーテイルを見逃さぬように・・・

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心臓発作で昏睡状態となり、やっと意識が戻るアレックスの母。 そのきっかけも顔が綻ぶ。そう、”Mother’s Intuition”よね! 東ドイツは消え、祖国は華やかに変化しているが、 祖国功労勲章まで受けた母に知らせるわけにはいかない。 再度の発作は命取りと医師からのお達し、かくして奔走するアレックス。 童顔のハンサム・ボーイ、何故ここまで工作するのか、 理由は映画をご覧あれ。

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縁あって家族を築き、訳あって別れ別れになる。 未練・悔恨・そして、惜別の情がせつない。 アレックスのしたことは何だったのか。 母を自分の心に揺るぎなく留めるための、 大いなる茶番だったのだろうか・・・

ちなみに本作で看護師に扮し、やさしく愛らしい印象を残した ロシア出身のチュルパン・ハマートヴァが亡命したと報道された。 平和を追い求めながら、女優活動も続けられることを願う。


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