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No.185『群衆』

更新日:2023年4月14日

1941年 アメリカ映画 フランク・キャプラ監督 (Meet John Doe)

ゲイリー・クーパーのファンになったのは、 ”オ”の項で紹介した『オペラハット』(’36)だったかな。 その後に観たのが本作『群衆』であり、どちらもキャプラ作品であるが、 こちらはシリアス度合が高いだけにハラハラしたもの。 クーパーも40歳となり少し疲れて見えるしね。

長身・ハンサムながら極めて純朴な男と、 才覚としたたかさのある女が出会う。 当時、強気の美人を演じて抜群の魅力を発揮したのが、 バーバラ・スタンウィック。 苦労人らしい、きりりとした美貌である。

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”JOHN DOE”は身元不明の遺体などに付けられたりする名。 いうなれば”名無しの権兵衛”。 本作では、祭りあげられてゆく主人公に付けられる呼び名。

すこしだけ草臥れたクーパーが追い詰められていく姿は、 西部劇より身近なシテュエイションであるだけに痛々しく、 当時の女性ファンが手に汗にぎったであろう 効果的な演出だよなあ・・・

そうそう、キャプラらしいエピソードは、クーパーがハモニカ、 相棒に扮する名脇役ウォルター・ブレナンがオカリナで 合奏するユーモラスなシーン。

コーエン兄弟作品『未来は今』(’94) スティーヴン・フリアーズ監督『靴をなくした天使』(’92)などなど、 リアルタイムで観た作品にも本作からの影響は見え隠れしている。 キャプラよ、永遠なれ!

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