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No.178『恐怖と欲望』

更新日:2023年4月20日

1953年 アメリカ映画 スタンリー・キューブリック監督 (Fear and Desire)


スタンリー・キューブリック作品は”名画座少女”時代に、 『ロリータ』(’62)『博士の異常な愛情』(’64) 『2001年宇宙の旅』(’68)『時計じかけのオレンジ』(’71) 『バリー・リンドン』(’75)などなどを観て、熱狂した。 ハリウッド・デビュー作として、『現金に体を張れ』(’56)が 再上映されたのはいつだったか?確かに劇場で観た記憶があるが、 1980年代だったのだろうか。 これがキューブリックの原点かと膝を叩いたもの。ところが・・・

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本作『恐怖と欲望』は、映画チャンネルで録画し、 今回改めて観なおした。 はたして名画座で上映されたのかどうかはわからないが、 キューブリックの長編デビュー作として残っている一作。 日本語タイトルはカタいが、 原題は”RHYME”が踏まれ、発音しやすい。 ジャズソングの歌詞に出てきそうな調子。 全編にナレーションが付けられ、 「この物語は普遍的な寓話である」と ことわられているため、何となく気軽に観てゆくが・・・

とんでもなく裏切られる。 戦争の愚かさ、酷さを、残酷なお伽話のように 見せてゆくキューブリック。 何といっても、のちに映画作家として活躍する ポール・マザースキーが、タイトルの”恐怖と欲望”に翻弄される 若い兵士に扮しているのが見どころ。 ”少女”がキイとなるあたり、晩年の『フルメタル・ジャケット』(’87)とも 響き合うじゃないか!


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