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No.156『華麗なる相続人』

更新日:2023年4月24日

1979年 アメリカ・西ドイツ合作映画 テレンス・ヤング監督 (Bloodline)  


オードリー・ヘップバーンは確かに 現代の若い女性たちにとってもアイコン的存在だが、 『ローマの休日』(’53)を観ただけで、 オードリー・ファンとは言えないよねえ!

コロナ禍となり、昨年春より手持ちのDVDを”ア”から観かえしてきた。 オードリーの主演作は『いつも2人で』(’67)『噂の二人』(61’) 『麗しのサブリナ』(’54)『おしゃれ泥棒』(’66)などを紹介したが、 いずれも20代から30代後半くらいまで。 本作は、50歳のオードリーの落ち着いた演技、 佇まい、ファッションを楽しめる一作。

シドニー・シェルダン原作の映画化作品は『真夜中の向こう側』(’77)を 10代のころ劇場で観たが、ピンと来なかった。 プロット詰め込み過ぎで、映画化すると

ポイントが定まりにくいのかも知れない。 さて、同じくシェルダン原作である『華麗なる相続人』とは・・・?

華麗なる相続人 (2).jpeg
華麗なる相続人.jpeg

大手の製薬会社経営者が登山中に死亡し、離れていた娘が呼び出される。 オードリー扮するエリザベスである。 面倒な親類たちに扮する豪華なキャスティングは、

シドニー・シェルダン、ロミー・シュナイダー、 オマー・シャリフ、イレーネ・パパスなどなど、国際色豊かなスター陣。

50歳でも変わらずの細身、スーツやドレスを着こなすオードリーはかっこいい。 かなりセクシーなドレスも纏うが、肉付きがないため、 嫌味もないが色気もなし! う~ん、あのドレスは意味がなかったかも・・・。 ジョン・カサヴェテス組のベン・ギャザラが儲け役。 オードリーの50歳主演作品、ファンなら見とどけるのも一興かも。

そうそう、テレンス・ヤング監督はジェームズ・ボンド・シリーズでも知られるが、 オードリーの『暗くなるまで待って』(’67)も手がけている。 オマージュ・シーンもあるぞ~!


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