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No.137『革命児サパタ』

更新日:2023年4月25日

1952年 アメリカ映画 エリア・カザン監督 (Viva Zapata!)


我々の世代でマーロン・ブランドと言えば、 『ゴッド・ファーザー』(’72)のドン・コルレオーネ役である。

子ども時代にテレビ放映で観て、 なんて変なしゃべり方をする役者なのだろうと思ったものだ。

10代後半に”名画座少女”となり、本作や『欲望という名の電車』(’51) 『波止場』(’54)を観るうち、実年齢(笑)と実像に納得してゆくことになる。

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実在したメキシコの革命家エミリアーノ・サパタに扮した本作は、 20代のころに観たはず。インディオと白人のハーフであったという エミリアーノであるが、黒白映像の効果もあり、 白人には見えないブランド。

農民たちを搾取する地主へ抵抗し、ひいてはディアス大統領を追放、 英雄となるエミリアーノ。 最愛の美女ホセファと苦心の末に結婚、初夜の窓下でひやかすのが、 アンソニー・クイン扮する兄ユーフェミオ。

権力と地位を得るうちに、 革命の理想像から離れていくことを憂うエミリアーノと、 豪放磊落に生きたいユーフェミオの対比が見せ場を作るが、 オスカー(助演男優賞)を受けたのは アンソニー・クイン!この後、ザンパノだからなあ!

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ホセファに扮したジーン・ピータースのきりりと小悪魔的な美しさ。 都会的な役柄からエキゾティックな役もこなした美人女優だった。 『ナイアガラ』(’53)では、まだ本領発揮前のマリリン・モンローより、 ジーンのほうが魅力的だったもの。

英雄に姿はいらない、風のなかに魂が漂っていればいい、 そんなラストが皮肉である。

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