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No.133『ガルシアの首』

更新日:2023年4月25日

1974年 アメリカ映画 サム・ぺキンパー監督 (Bring Me the Head of Alfredo Garcia )


ペキンパー作品は10代の頃、 新宿駅東口から程ない名画座『新宿ローヤル』で何作か観たはず。

古びた建物で階段の高さが微妙に違う箇所があり、 鑑賞後に感情が昂ぶると何度かつまづきそうになった。

『ガルシアの首』はテレビで観たのが最初かと記憶している。

大人になって観なおしたとき、 酒場のピアノ弾きベニーに扮したウォーレン・オーツが、 ジャズソング”I’ll Remenber April”を奏でることに気づいた。

ベニーは大地主の娘を妊娠させた女誑しガルシアの首を獲得するべく 奔走することになるが、首の行方は・・・?

男の純情を貫こうとするウォーレン・オーツの熱演に泣ける!

ガルシアの首.jpg
ガルシアの首 (2).jpg

ペキンパー作品はヴァイオレンス映画の代表のようによく言われる。 確かに銃撃戦が目立ち、登場人物の多くは死ぬが、 彼の作品には牧歌的なシーンも数ある。 すさんだ心で生きなければならない者たちが、 ひとときの安穏に身を委ねるこれらのシーンは、銃撃戦より心に残る。

本作もファースト・ショットの美しさ、 全編を覆うフォルクローレなど、忘れ難い。 二転三転するストーリー・テリングも巧みであり、 若い映画ファンにもぜひ観て欲しい一作品である。

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