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No.132『ガス燈』

更新日:2023年4月25日

1944年 アメリカ映画 ジョージ・キューカー監督 (Gaslight)

イングリッド・バーグマンは笑顔より涙の似合う女優だ。 彫りの深い面差しの奥の瞳が見開かれると、美しさが増す。 悲劇的な役柄に定評があったが、最も哀れを誘うヒロインと言えば、 初めてオスカー(主演女優賞)に輝いた本作のポーラ役だろうか。

物語の舞台は1875年、ロンドン。 高名で美貌の歌手であった叔母が殺害された屋敷で 新婚生活をスタートさせるポーラ。 夫となるのはシャルル・ボワイエ扮する、かなり年上の作曲家グレゴリーである。

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カメオのブローチ、レースのバッグ、懐中時計、そして、 繊細な模様が施されたガス燈。

戯曲の映画化に不可欠な小道具のクロース・アップを多用し、 ヒロインの幸福が揺らいでいく演出を施すキューカー監督。

追い詰められていくヒロインを、大柄な体格全身で表現するバーグマン! まさに、女優冥利に尽きる役どころ!

今回、久々に観なおし、若いメイド役で個性を発揮している アンジェラ・ランズベリー発見。当時17歳! ”オ”の項で紹介した『狼の血族』(’84)の祖母役ほか、リアルタイムで観た映画も多く、 ”おばあちゃん女優”のイメージ多大だが、若いころからアクが強く、 貫禄十分だったんだなあ!

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