1957年 アメリカ映画 ジョン・スタージェス監督 (Gunfight at the OK Corral)
ワイアット・アープとドク・ホリデイのコンビと言えば、 ジョン・フォード作品『荒野の決闘』(’46)での、ヘンリー・フォンダとヴィクター・マチュアが 映画ファンとして正統かなあと、長年信じてきたが、娯楽性の高い本作も、やっぱり捨てがたい! あの押し出しの強いバート・ランカスターを、カーク・ダグラスが食っちゃうんだからねえ!
正義の名のもとに役目を果たすべく恋も諦める覚悟でありながら、 憎まれ者のドク・ホリデイをかなり当てにするワイアット。 ジョー・ヴァン・フリート扮する酒場女ケイトにつれなくしながらも、 未練たらたらのドク・ホリデイ。 フリートは”エ”の項で紹介した『エデンの東』で、 ジェイムズ・ディーンの生き別れた母を演じた仇っぽい女優。 本作でも、美人のロンダ・フレミングを圧する迫力、 そのケイトもまた、ドクに惚れ抜きながら、身持ちの悪さが災いする。 矛盾だらけの、ていのいい無法地帯。犠牲になるのは、イノセントな存在。 デニス・ホッパー、若いなあ・・・!
多くの血が流されようと、のんびりと響く、
フランキー・レインの歌うテーマソング。
ストーリーの説明ともなっている歌詞がつき、
何とも愛すべきヒット曲。
本作の先輩格である、『荒野の決闘』の原題は
”My Darling Clementine”そう、こちらも牧歌的な一曲。
クレメンタイン役の女優の顔が想い出せない。
よ~し!また観なおさなくっちゃ!
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