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No.109『狼男アメリカン』

執筆者の写真: 大橋美加大橋美加

更新日:2023年5月4日

1981年 アメリカ映画 ジョン・ランディス監督 (An American Werewolf in London)

同時代的にコメディの魅力を教えてくれた 映画作家といえばジョン・ランディス。 ランディス監督の『アニマル・ハウス』(’78) 『ブルース・ブラザース』(’80)、 もう夢中になったっけ。 上昇気流に乗って手がけた、 ブラック・ユーモアとお色気ありの異色ホラー映画が 『狼男アメリカン』

イギリスをヒッチハイクで旅する二人のアメリカ人青年、 逞しいデイヴィッドと、小柄なジャック。 夜ともなると、真っ暗な一本道で雷雨に見舞われ、 獣の遠吠えが聞こえ・・・さあ、どうなる?

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長閑なボビー・ヴィントンの歌う、 ロジャース&ハートのスタンダード・ナンバー ”Blue Moon”で始まり、デイヴィッドと看護師アレックスの濃厚ラヴ・シーンでは ヴァン・モリソンのセクシーなナンバー”Moon Dance” そして、リック・ベイカーが特殊メイクで オスカーを受けた変身シーンではCCRの”Bad Moon Rising” 泣けず怒れずのスピード感でぶった切るエンディングには マーセルズの”Blue Moon”を持ってくる抜群の音楽センス!

『ブルース・ブラザース』に於けるレイ・チャールズや ジェームズ・ブラウン、アレサ・フランクリンの名シーン、 マイケル・ジャクソンのMV『スリラー』などなど、 ランディス作品は音楽史上にも残りゆく。 そういえば、こちらもご贔屓の 『星の王子 ニューヨークへ行く』(’88)の続編、 いつ出来るんだろう・・・


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