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No.1『赤い河』

更新日:2023年4月12日

1948年 アメリカ映画 ハワード・ホークス監督 (Red River)

10年以上まえになるだろうか。 大林宣彦監督のオフィスを訪れた際、 壁に立てかけられた一枚の絵があった。 銃を向け合っている二人の男の絵。 「モンゴメリー・クリフトですね! 背中を見せているのは誰かしら」と美加。 「ジョン・ウェイン、『赤い河』だよ」と、 監督はやさしいお顔で仰った。 「色を付けてみたくてね」と。 題名に色が付いていながら、黒白作品。 1851年のテキサス、大牧場を作る夢を持つ中年男に ジョン・ウェイン、 彼に拾われる少年役(成年時のみ)で 映画デビューを飾ったモンティ。 そして、西部劇の”ムード・メイカー” ウォルター・ブレナンが 味を添える。

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夥しい数の牛の大移動、暴走、暴風雨。 今から70年以上まえに、この撮影を敢行したホークス。 ホークス作品にしては脚本が大味だが、 男のドラマには女性が不可欠と匂わせる演出もあり。 今回、観なおしてみると、 大林監督がお描きになったシーンはほんの一瞬、 あわや見過ごすところだった! サウンドトラックはディミトリ・ティオムキン。 多くの映画音楽を手がけてきたコンポーザーであるが、 1957年の一曲”Wild is the Wind”は ニーナ・シモンをはじめとして、 女性ヴォーカリストに人気の高い情念の歌曲として 残り続けている。 さあ、次回も”ア”で始まる映画をお楽しみに!

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