1958年 アメリカ映画 リチャード・ブルックス監督
(Cat On A Hot Tin Roof)
”世紀の美女”と呼ばれたエリザベス・テイラーが、 欲求不満の人妻に扮する。 テネシー・ウィリアムズは女性にきつい。
夫に扮するポール・ニューマンは当時セカンド・ロール。 子役からスタートし、 すでに大スターであったリズより7歳年上ではあるが、
まだ頂点に上り詰めるまえである。 しかし、カッコイイ!すこし傾いた危うい面差しと、 あのブルー・アイズ!
絵に描いたように美しいリズと並ぶと、 さらに斜な魅力が増すポール・ニューマン!
南部の大農園の当主が不治の病を抱えて邸に帰還。 財産にしか目のない子沢山の長男夫婦と、 未だ子のないニューマンとリズの次男夫婦。 この美男美女に子のない理由は・・・?
前半は、自分を求めない夫に苛立つ美人妻をフィーチュア、 後半に本作の真の見せ場をしつらえる。
高い評価を受けた”BIG DADDY”役のバール・アイヴスと、 ニューマン扮する次男が対峙するシーンには落涙。
LGBT御法度時代に於けるパンチ・ラインも、 美男美女ゆえ、許せてしまう。
何処かに猫ちゃん、出てきてもいいのになあ・・・
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