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No.39『愛情物語』

更新日:2023年5月24日

1956年 アメリカ映画 ジョージ・シドニー監督 (The Eddy Duchin Story)

NHK FMでは1985年から2005年にかけて、 正味13年間パーソナリティ(選曲・構成・DJ)を務めた。

長い年月、ご一緒した”きんさん”という ニックネームのディレクターを想い出す。彼は長年”ジャズ”と名のつくほとんどの番組に携わり、 アン・バートンほか、録音にも立ち合ったおかた。 「美加ちゃんのお父さんとは、FMが実験放送だったころに一緒だったよ」とも話してくれた。

生番組ゆえリクエストも毎週たくさん来る。 ジャズ・ヴォーカル番組のなかにシネマのコーナーも 設けていたため、サウンドトラックのリクエストも多かった。 そのなかで人気のあった映画のひとつが『愛情物語』である。

きんさんも「エディ・デューチン物語、キム・ノヴァク、 良かったねえ」なんて言っていたっけ・・・

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エディ・デューチンはカーメン・キャヴァレロ (本作サントラ担当)やリベラーチェの先輩格に当たる ピアニスト。 ジャズしか聴いて来なかった美加が詳しいはずはないが、 きんさんや我が父母の年代は、 戦後の日本にアメリカやラテン系の音楽が どんどん入ってきた時代に、 様々なジャンルの洋楽を吸収していたよう。

エディに扮するタイロン・パワー、 愛妻でパトロン的存在でもあったマージョリーには 妖艶なキム・ノヴァク。 今回、観なおして、心なごむシーンに気づいた。 従軍中のエディがミンダナオ島で、 戦禍により焼け出されたピアノを ポロンポロンと弾いていると、 現地の小さな男の子がそばに来る。 エディはベース音を二本の指でリズムをキープして 押さえるように教え、 ”CHOPSTICKS”を派手にアレンジして盛り上げ、 集まった兵士や現地人たちの大喝采を受ける。 男の子にキスされ、離れている一人息子を想い出す。 こんなシーン、すっかり忘れていた! ちなみにエディ・デューチンとタイロン・パワー、 ともに男盛りで亡くなったエンタテイナーであった。

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