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No.260『ザッツ・エンターテイメント』

更新日:2023年3月25日

大橋美加のシネマフル・デイズ

1974年 アメリカ映画 ジャック・ヘイリー・JR.監督

(That's Entertainment )


しなやかに伸びた脚線美と、カラフルできらびやかな衣裳、

次々に聞こえてくるメロディは我がレパートリーと重なり、

萎れたときに観ると、いっきに元気百倍!の一作品。

パートⅡ、パートⅢとも、もちろん手持ちにあるから、観なおすぞ~



アーサー・シュワルツ&ハワード・ディーツのコンビによる

テーマソングが流れるタイトル・バックを観ながら、

既にうきうき感が止まらない!


シナトラ、アステア、ジーン・ケリー、ビング・クロスビーなどなど、

すっかり御髪(おぐし)は白くなっても、浦島太郎とはならないのがエンタテイナー!

颯爽とMGMスタジオの古びたセットに現われ、快活に佳き日々を語ってくれる。


本作の短いショットを必死でメモし、

全作を観てやるぞと意気込んでいた少女、美加。

可能な限りは観たつもりであり、

全て我が人生の宝物となっている。


大きな瞳のライザ・ミネリが登場。

そうか、母のジュディ・ガーランドは

’69年に47歳の若さで亡くなっている。

想い出を語るライザの若々しい風情が新鮮。

『キャバレー』(’72)のすぐあとだものなあ・・・


昨今では映画チャンネルでも滅多に放映されない

”水着の女王”エスター・ウィリアムズ作品群の資金の注ぎ込みかたに唖然!


そして、クラーク・ゲイブルやジェームズ・スチュワートまで

歌わされたというエピソードなどなど、あっという間の2時間余。

MGMよ、よくぞ創立50周年にこんな映画を作ってくれたと、感謝!


洋楽好きで本作を未だ観ていないかた、駄目ダメ!

アメリカ音楽史に輝く歌曲がぎっしり、

それは取りも直さず、世界中で流れている音楽の礎とも言えるのだから。

さあ、パートⅡ、いつ観るかな・・・

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