1966年 イギリス映画 ルイス・ギルバート監督『アルフィー』
(Alfie)
ブロンドに妖しいブルー・アイズの名優マイケル・ケインが 哀しき”WOMANIZER”を嬉々と演じた一作。
ソニー・ロリンズのテーマが豪快に響き、 ロンドンの夕暮れに野良犬がトコトコ走っていく。
車の中で人妻と情事の真っ最中の主人公アルフィー。 このタイトル、ゴキゲン!
カメラ目線で”心の声”を観客に吐露するアルフィー。 女性から見たら、本当にどうしようもないオトコ。
関わるのは真っ平だが、観るだけなら、 この時代の32~33歳のマイケル・ケイン、やっぱりカッコイイ。
ストーリーはありがちであるのに、 モダンな演出とケインの魅力で引っ張ってゆく。
アルフィーの女性遍歴に付き合わねばならないため、 どんどん長引くが、結核と診断されて静養所に入ったり、
職業も変わったりと、飽きさせないつくり。繋ぎにはロリンズが聴ける!
全てを手に入れられる人はいない。 最後に笑う者は?そう、自分で選んでいくのが人生。
ラストにはバート・バカラックのナンバー”ALFIE”がシェールの歌で響く。 この歌も昔、歌っていたなあ。また紐解いてみるかな。
そうそう、我が敬愛するカーメン・マクレエの愛犬の名前、 ALFIEだったはず!本作のファースト・シーンとラスト・シーンに
登場するワンちゃんたちと、何か関係ありそうな・・・
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