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No.40『アパッチ砦』

更新日:2023年10月27日

1948年 アメリカ映画 ジョン・フォード監督 (Fort Apache)

”ア”から始まる手持ちの名画を観なおし、まずは40作目となった。 ALERTが解除され、浮かれ出す輩も少なくないようだが、 すぐれた映画を観るほうが余程の刺激をもらえる。 まだまだこの時世にしか出来ないことをするつもり。

娘時代に大傑作『わが谷は緑なりき』(’41)を観て大感動し、 ジョン・フォード作品を観つくしてやろうと 無謀なことを考えた日々があった。 今でも、「炭鉱ものに駄作なし!」とラジオ番組では言っているが、 フォード作品には炭鉱ものより西部劇が多い。 『駅馬車』(’39)を始めとして、西部劇ばかり数を観るうち、 ルールと役割があると気づいた。

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”騎兵隊三部作”の第一話とされる本作、 初っ端からインストゥルメンタルのみで

『黄色いリボン』(49’)のテーマが響く。 あれ?そうだったっけ。 有名な歌詞付ヴァージョンは第二話『黄色いリボン』で聴くことになる。 馬車のなかには、一人娘(シャーリー・テンプル)を伴い、 アパッチ族との闘争が絶えないこの地に左遷されてきた、 ヘンリー・フォンダ扮する中佐。 彼はこの地で、ジョン・ウェン扮する大尉、 ウォード・ボンド扮する曹長らと対峙することとなる。

往年ハリウッドに於ける西部劇での悪役はネイティヴ・アメリカン。 今となってはお門違いと誰もが思うはずだが、ルールなのである。 白人の憎まれ役も不可欠、 本作ではハンサムで知的なイメージの大スター、 ヘンリー・フォンダがその役を担う。 ムード・メイカーも必要であり、 軍曹役のごついヴィクター・マクラグレンが 一手に引き受け大いに笑わせてくれる。 たしかマクラグレンは三話ともに軍曹役だったか。 そして、何といっても圧巻は撮影! 70年以上まえに、この馬上決戦をよく撮ったなあ!

どれほどの撮影システムが開発されようが、 この時代に成しえた捨て身のカメラワークに 叶うはずはないよねえ!

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